[ドアステ]

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2005年7月 @



●7/7
導かれるままに



道路上に、うっすらと何か見えます。





近寄ってみると、こんなん(⇔)でした。



道路状況を図示すると、こんな具合↓です。


 (引きの画を撮り忘れたので絵でご勘弁)


わざわざ書かなくても、直進して壁に突っ込む人はいないと思いますが…。
と言うか矢印を見つけてから曲がろうと思っても遅いでしょう。

となると、この矢印には何か別の意味が込められているんじゃないか。
そう思った俺は、言われた通りに矢印の指し示す方向へ向かってみることにしました。


まずは右です。
しばらく歩を進めると、反対車線に何かを見つけました。


 見覚えのある矢印


そして、寄る。


 ダイナミック

見にくいかもしれませんが、道路上と歩道に2本描かれています。

これで何となく分かった気がしました。
恐らく、何らかの運搬物の搬入経路を示したものなのでしょう。
最初に見つけた矢印は、搬入口までのルートを示し、2つ目のやつはここから出入りしろという意味に違いありません。

なんだ、それだけのことか…と落胆しつつも、乗りかかった船なので反対側も見てみることにします。
一旦引き返し、例のT字路を今度は左へ。

するとそこでは驚くべき展開が待っていました。



見つけました…が、何ですかこれは!?


とりあえず奥の方から。



これはどう見たって「階段を昇り降りしろ」という意味ですよね。
車を誘導していたはずなのに、どうやって階段を昇れと!?

正に驚きの展開でございます。


そしてもっと不可解なのが、手前の矢印。



見ての通り、手前は柵です。
ここを突っ切れと言うんですか!
ここまで来ると、もはやミステリーと言っていいですね。

謎が謎を呼ぶ矢印。
単なる愉快犯の仕業でしょうか。いや、きっと違うでしょう。何か深い意味が込められているに違いありません。
たかが矢印、されど矢印。
理解を超えたその存在に、俺は今日も頭を悩ませるのです。


 −−−

勘の良い方はもう気づかれているかもしれませんが。
と言うか俺自身ネタを編集している最中に分かってしまったのですが、無理やりネタとしてまとめてしまいました。
一応ここで種明かしをしておきますね。

最後から2番目の写真で、この矢印が歩行者を誘導するためのものであることが明らかになったわけですが。
だとすれば最後の矢印は、歩道を歩いてきた人に対して「道路を突っ切って向かい側の階段を上がってください」というメッセージなのだと分かります。
と言うことはつまり、その歩道から逆を辿っていくと最初の写真で示したT字路に出るわけで、ここでの矢印は「曲がらずに直進してください」という意味になります。
そしてそこを通過すれば最後の矢印ですが、これは恐らく臨時駐車場の入り口なのでしょう。
というのも、件の階段を上った先にはJリーグの試合がよく行われる競技場がありまして、その際には会場周辺に多くの臨時駐車場が設けられるのです。

すなわちこの一連の矢印は、駐車場から競技場までの道のりを指し示した物だったと言うことです。
勘違いを起こしてしまった発端は、T字路に書かれた矢印を最初に見つけてしまったことでしたね。
それによって矢印が車に対して向けられた物だと思い込んでしまったことに問題がありました。

というわけで、種を明かしてみれば何のことは無い話でしたが、実際俺もこうやって整理するまでは意味が分かりませんでしたので(汗)。
少しでも疑問に感じてもらえたなら、やった甲斐があったというものでございます。






●7/25

















●7/26
錆びがもたらすシュールレアリズム

同窓会に行ったら、久々に会った旧友が驚くほど変わっていた……なんてことがあると思います。
「行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」。
鴨長明も『方丈記』の冒頭でそう述べている通り、人間はこの世に生を受ける限り時間の流れから逃れることは出来ません。

それは物でも同じことです。
ヒトに限らず、地球上に存在する万物は時間の支配を受けるのです。
それが形として最も顕著に現れるのは、恐らく「錆び」でしょう。
長い年月を経る内に姿を変えてしまった者達の姿を、今日はお見せします。

 −−−




ゴエモン風呂です。

……が、錆びています。全面見事に錆びています。





これは何でしょうか。冷蔵庫?それとも金庫かな。
いずれにせよかなりの錆びっぷりです。
と言うか錆びすぎて元が何だったのかすら分かりません。




 ……ん?



 ぐにゃー

これは錆びレベルとしてはBクラスですが、そのぐにゃりっぷりは目を見張るものがあります。


と言うか、一本じゃないぞこれは。







何ですかこの鉄パイプらしからぬ流線美は。
しかも手前のなんて、これだけ錆び付き曲げられてなお、大地にしっかりと屹立しています。素晴らしい。感動した。


あまりに素晴らしいので、その足元を激写してみました。



何たる迫力。茶褐色の錆び肌と、澄み渡る空の青色とのコントラストが絶妙ですね。

それにしても、アップにすると意外と見逃せない錆び具合でございます。



では最後に、極め付けの一品をお見せします。









車です。
その造形は、紛れも無く車です。
しかし何でしょうかこの違和感は。
草原と化した敷地内にポツンと佇む異様な物体。
前衛アートと見紛うほどの非日常っぷりではありませんか。
錆びがもたらすシュールレアリズム、ここに極まれりでございます。

ちなみに、



引きで見るともっと凄いです。
明らかに周りの風景に溶け込めていません。


思えばこれら全ての非現実的な感覚は、錆びによってもたらされたものです。
見事なまでに錆びきっているからこそ、もはや車としての機能が微塵も残っていないことが強く伝わってくるのです。
いや、それだけではありませんね。
我々の手から生まれたはずの物が、朽ち果てた残骸へと姿を変えている――これは正に、人類の文明の風化を象徴しているようにさえ感じられます。
機械文明の成れの果て、か…。

思いもよらず、「錆び」から多くのことを学んだ一日でございました。

 −−−

当サイトでは以前より、ゴミの不法投棄の廃絶を訴える立て札をネタにしたり、広島市公共衛生推進協議会の看板で大喜利をしたりと、広島のゴミ問題に対する市の努力を(間違った形で)積極的にアピールしてきたわけですが。
この度、そんな行政の懸念が単なる杞憂とは思えなくなるほど衝撃的な広島市の現状を目の当たりにしてしまいましたので、(また少し間違った形で)レポートしてみた次第でございます。
いや、真面目な話、ちょっとした山あいの地域にでも行けば途端にこのざまですからね…。
ゴミの不法投棄は犯罪である上、美観を損ね地球環境にも悪影響を及ぼします。
住民一人一人が持つべきモラルを持ち、いち地球人として配慮ある行動をすべきだと強く主張します。


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